企業の磨き上げ支援

M&Aに向けた企業の磨き上げ支援コンサルティングM&Aに向けた企業の磨き上げ支援コンサルティング

light磨き上げの必要性

磨き上げとは、M&Aを含む事業承継の実行プロセスに入る前に、事業承継を円滑に実行するための事前作業のことを指し、特に、第三者が事業承継を行うM&Aにおいては、この事前準備の重要性が強く認識されるようになっております。
具体的には、以下の目的のもと磨き上げが行われます。
  • M&Aの阻害要因の除去
    株式の権利関係の整理、事業の中核をなす契約関係の整理、決算書などの財務資料の適正化、コンプライアンス体制の構築など
  • より良い買収条件を引き出すための企業価値の向上
    業務フローや販売・仕入れ条件の見直しによる経営成績の向上、遊休資産の売却などによる財政状態の改善、財務諸表には表れない売り主の強みの顕在化など
  • 買い主の調査・分析を容易にするための資料の整理
    財務資料の充実、事業計画書の作成、各種社内規定の整備、契約書リストの作成・整理など

office磨き上げの対象

M&Aのプロセスにおいては、対象会社に関する法務、会計・税務、ビジネスの分野を中心に、買い手によるデューデリジェンスが行われることが一般的です。
デューデリジェンスとは、買い主が対象会社について調査・分析を行うもので、その結果をもって買収の可否、買収金額等の条件が決定されることになります。
磨き上げは、最終的にはM&Aにおいて、より良い条件で対象会社を売却することが目的となりますので、磨き上げの範囲も、買い手によるデューデリジェンスを意識して行っていきます。
具体的には、以下を対象に磨き上げを行っていくことになります。
  • 組織・経営の明確化
    株式と株主、会社の規則・規定等、取締役、組織、業務フロー、会社案内など
  • 財務・会計の明確化
    会計帳簿、決算書など
  • 事業・取引関連の明確化
    事業、取引関係など
  • 税務関連の明確化
    税務申告書、税務調査・修正申告履歴など
  • 法務関連の明確化
    契約書、不動産、知的財産権、許認可関係、訴訟など
  • 人事・労務関係の明確化
    役員関係、従業員関係など
  • コンプライス関連の明確化
    コンプライアンス体制、個人情報の管理、反社会的勢力遮断など
  • 保険加入状況の明確化
    保険の契約内容、解約返戻金など
  • ITシステムの明確化
    システム全体の構成、違法ソフト、セキュリティ管理など
  • 海外関連の明確化
    海外子会社の経営状況、事業計画書、契約・取引関係など

graph磨き上げの手順

  • 貴社の現状把握
    株式の分散状況、各種規定や契約書、その他書類の社内整備状況などを確認し、まず現状を把握いたします。
  • M&Aの阻害要因の除去
    株式の整理、過去の組織再編手続きの瑕疵の有無、事業に必須の重要契約の具備、会計処理の大きな修正など、M&Aの実現を阻害する要因について、事前に対処いたします。
  • 対象会社の強みの見える化
    優良な取引先、希少価値のある顧客情報、知的財産やノウハウなど、財務諸表には現れない強みについて顕在化し、買い主が対象会社の価値を見出しやすいように見える化を進めていきます。
  • 調査・分析資料の充実
    買い主が、対象会社のリスクを過度に見積もらず安心してM&Aを進めていけるように、財務資料の充実、事業計画の策定、経営管理体制の充実等を行っていきます。
  • 企業価値向上に向けた最終磨き上げ
    不採算事業の撤退、切り離し・売却、オーナーと対象会社の契約関係の適正化、商流の改善による収益性の改善など、企業価値の向上を進めていきます。

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